ハワイ島のハイキング/ キプカプアウル トレイル(バードパーク) |
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■難易度 ★ ☆ ☆ ☆ ☆ ■1周 約 1マイル(1.6 km) ■所要時間 1周 1時間弱/幼児連れ 1時間20分 ■幼児連れハイキング ○ 下記参照 ■ベビーカー × ■出発地点 ヒロ方面からは11号線をボルケーノまで走り、左手の火山国立公園への入口を過ぎたら約2マイル先のマウナロア・ロードを右折します(マイルマーカーは30〜31の間、茶色の大きな標識が出ます)。しばらく道なりに進むと駐車場です。 大きな木が茂る森の中を歩くのは気持ちがいいものです |
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ボルケーノ国立公園の一部であるキプカプアウルは、森林浴が楽しいお散歩コースです。初めて歩いた時「ボルケーノにこんな豊かな森があるなんて…」と驚きました。見上げるほど大きな木々が空に向かって勢いよく茂り、木陰を作っています。周辺の他の森よりずっとずっと昔からある森のように思います。 キプカプアウルにはもう1つ別名が付けられています。それは「バードパーク」。歩いているとあちらこちらから鳥のさえずりや飛び交う音が聞こえてきます。ネーミングの通り、沢山の鳥が生息しているんですね。トレイルの入り口に立っている看板には、ミツスイなど絶滅寸前の鳥も紹介されています。注意して見ているとその姿を見つけることが出来るかもしれません。 大きな木が多いため近くで見ることは出来ませんでしたが、鳥を見る心得がない私でも何羽か見つけられましたよ。双眼鏡があるともっと楽しめるかもしれませんね。右下の写真ミヤマハッカンとはよく出会います。近くで急にガサガサッという音がすると、のんきに歩いている私たちはビクッとするんですが、驚かすのはだいたいこの鳥です。
古い森というのはきっと肥沃なんでしょう。色々な植物を見つけることができます。オヒアをはじめ、鮮やかなオレンジの花をつけるモントブレチアの群生、ナスタチウムやヒルガオのような花を見つけたり、コーヒーの木と思われる木もありました。時折キノコもあり、木の幹にはキクラゲを発見。一面にワラビが茂っている場所もありました。ワラビは日本では春の山菜の1つですが、ハワイでも春に芽吹いてくるんですね。ヒロのファーマーズマーケットで売られていたので、ハワイでもワラビを食べる習慣があるのかもしれません。ワラビを見ていたらケンシン坊が「何かいい匂いがする」と言うので、「そういえばミントみたいな匂いがする…」と思いながら探していると、やっぱりミントがありました。 サルオガセはキラウエア火口のほうでもスチームベントからジャガーミュージアムの周辺でよく見かけます。周囲の木々一帯に絡み付いて一面のサルオガセという時もありました。最初はこれが何だか分からず「カビ?それともコケ?」と思っていました。その後、初めてこの森を歩いた時にご一緒してくれた先生が、「これは地衣類(ちいるい)と言って藻類(そうるい)と菌類が合体したものなんですよ」と教えてくれました。
トレイルの駐車場のすぐ手前にはピクニックエリアがあります。ピクニックテーブルが3台とBBQグリルがあり、そのうち1つのセットは屋根つきです。私たちはここでランチを食べてから出発しました。トイレが完備されていますが、水道はありません。ボルケーノは水洗トイレでない箇所も多いので、ウエットティッシュがあると便利ですね。 子供と一緒に歩く初めて歩いたのは子供が3歳8ヶ月の時、2度目は4歳4ヶ月の時です。このコースは良く整備されていて上り下りがきつい箇所や危険な箇所はないので3歳児でも安心して歩かせられました。道幅も比較的広いし遊びながら歩けます。トンネルのようになった木が多くて、喜んでくぐっていました。4歳になってからは周りにある花・木・昆虫・鳥などにもっと興味を持ち始めたので、様々な発見をするのが楽しかったようです。 距離が短いので大人の服装はその時の天候と気温次第で決めていますが、子供には転んだ時の怪我を防ぐためにしっかりした生地の長いパンツを履かせています。それと1枚羽織るものがあるといいかも。標高が高いので天気が悪くなってくると急に冷えてくるのです。森の中は日光が届かないぶん、晴れていても意外と涼しいですしね。ボルケーノは天候が変わりやすいのでレインコートを持っていると安心です。 親も子もゆったりとした気持ちで歩けるこのコースは個人的にも大好きです。ゆっくり滞在される方は是非行ってみてくださいね。 ■参考 |
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◆時間の目安と見える景色◆ ※時間はストップウォッチ形式に表示します (単位は分) | |||||||||||||||||||||
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