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カウアイ島/ポイプの海岸線トレイル

■難易度 ★ ★ ★ ☆ ☆
■往復  約 3マイル( 4.8 km ) 
■所要時間 下のコース(ピンクの矢印のコース) 1周して約 3時間 ※お昼ご飯の時間約30分込みです
■子供連れハイキング  (下記をご参照ください)
■出発地点
ポイプの東の端。ポイプ・ビーチパークを通り過ぎ約1マイル走ると、ハイアット・リージェンシー・カウアイ(ホテル)が見えてきます。ハイアットとゴルフコースのクラブハウスとの間の細い道(アイナコST)を右折。突き当りがShipwreck Beachの公共駐車場になっているのでここに車を停めてください。出発地点へは、ビーチを左方向(東)に端まで歩きます。トレイルヘッドの表示などは何もありませんが、上って行く道がすぐ見つかるはずです。
ポイプにこんな素敵なトレイルがあったなんて!! 
はっきり言って驚きでした。海を右手に望みながら崖の上を歩くこのコースは、まず景色が最高!そしてゴルフコースの緑が眩しいぐらい。海の近くというと溶岩が突き出したりしていることも多いのですが、ここでは溶岩ではなく風化した地層が見られます。また、のこぎりの歯のような先の鋭い岩も多く、一風変わった景色も堪能できました。


トレイルはCJMステーブル(乗馬クラブ)の先もビーチを介してマハウレプ方面へと続きます。しかし、長い距離になってしまうので今回はCJMステーブルの中を通って戻ってきました。左右に広がる牧草地が気持ちよく、馬が慣れていて楽しい場所でした。しかし帰りのポイプロードは埃っぽいダートロードを延々と歩くことになります。それが嫌だという場合は元来た道を引き返して海岸線から帰ってきたほうがいいかも。それからもう一つ、木陰がほとんどないので体力を消耗します。飲み水は多めに用意したほうがいいでしょう。トレイル自体はアップダウンもほとんどなく、そういう意味では歩きやすいかな。


 子供連れ
ちょうど2歳になったばかりの子供を連れて行きましたが、海岸線で一緒に歩けた場所は少しだけでした。基本的には抱っこひも(しょいこ)が必要となると思います。トレイルは整備されていない箇所も見受けられ、砂、硬い枝の低木、背の高い草むらなど、子供の行く手を阻むものが結構あります。ただ、CJMステーブルからは未舗装道路となりますので安心して歩かせることができますよ。崖の上から溶岩の海岸線に下って歩くところでは、吹き溜まりに水辺の生き物たちを見ることができました。

トレイルを歩いた日の日記 →2003子供と楽しむ!カウアイ島日記 4日目

◆時間の目安と見える景色◆ ※時間はストップウォッチ形式に表示します (単位は分)
0:00
出発地点となるシップレックビーチ。ハイアット前のビーチです。トレイル入口へは、ちょっとした丘のような所が見えるので、それを目指して歩きます。この写真の反対側の景色は湾曲した美しいビーチ♪
0:05
何のサインも出ていないんですが、ここがトレイルの入口です。少しだけ上り坂。多少岩場を含んでいて木の枝なども多いので子供は抱っこひもへ。また、強風で砂が舞ってくるので、コンタクトを外すことになってしまいました。黄色の可憐な花(イリマ)がいっぱい咲いています。
0:10
海を見渡せる場所に出ます。崖では釣りを楽しむローカルの人たちを見かけました。ここからは先は海沿いを歩きます。風が強くてサンバイザーが飛ばされそう! 
0:17
風化した岩石の淡い色が特徴的。地層も見られます。足元が砂なので歩きにくくトレイルの踏み後もはっきりしませんが、海沿いに歩けばOK。途中、丘へ上る道と分岐しますがこちらも後で海沿いの道と合流します。崖伝いは所々狭いところがあって子供を1人で歩かせるには怖いところがあります。
0:25
ゴルフコースが見えました。ハウプの山並みと右手の青い海が美しいです。アップダウンもほとんどなく気持ちよく歩けますが、風は依然強いです。少し行った海岸線では、鋸の歯のような鋭い岩が見られます。またビーチナウパカや黄色の花の群生がキレイ。
0:45〜1:15 (30分のお昼休憩)
約45分歩いた所で、ちょうどお昼時。休憩をとることにしました。木陰が見つからなくて苦労したけど、なんとか日陰を見つけ狭いスペースでお昼ご飯。
このサンドイッチ、美味しかったです♪
1:20
ランチを食べて再び出発。すぐ近くでは、こんな鋭く切り立った崖がそびえ立っていました。ここは溶岩のビーチ。潮溜まりでは魚が泳いでいてケンシン坊が喜んでいます。この辺りは赤土のフラットな道が続きます。多肉植物と黄色い花(イリマ)の群生があり、こんもり茂ったナウパカの間を歩いていきました。
1:30
所々、ヘイアウの看板が立てられている所にやってきました。大きな石がゴロゴロとしています。お供え物の跡もあったりして神聖な場所なのだという雰囲気が伝わってきます。
1:35 (その1)
この辺りは左手にゴルフコース、右手に海の絶景!地球がま〜るく見える感じがします。このトレイルの中でも一番気に入った場所。疲れを感じないほどに景色を楽しんでしまいました(^^*
1:35 (その2)
上の写真の場所から後ろを振り向くと…。カメラを構える手が震えるくらい、うっとりするような穏やかな世界が広がっていました。花畑のようにオレンジの小さい花やハマヒルガオが咲いています。このあと草丈の高い区間があり、そこを抜けるとゴルフ場のすぐ脇を通る真っ直ぐな道になります。ナウパカと黄色のキク科の花がトレイルを彩っていてキレイ。
1:55
道は再びゴルフコースから反れ、だらだら坂を上ります。上りきると視界が開け、緑一色の景色。高さ20〜30cmぐらいの低木が一面に茂っていて、足を引っかいてしまいました。やっぱりトレイルでは長いズボンを履くというのが基本かもしれませんね(^^; この先を少し歩くとCJMステーブルを眼下に見下ろせます。
2:00
スタート地点から約2時間歩きました。ちょうどCJMステーブルへ曲がる分岐点にいます。ここを左に折れてダート道を行けばポイプRDへ出られます。右に曲がると更に先のトレイルが楽しめるんですが、今回は諦めて左に曲がりました。ここから先は子供の足でも大丈夫。
2:20
赤土の1本道が絵になる風景で、ここもお気に入りの場所。馬がよく慣れていて歩いていると寄って来てくれるのが面白かったです。ばあばと手をつなぐ馬好きのケンシン坊、とても楽しそうです。この場所から約5分歩いたところで、ようやくポイプRDに出ました。
2:45
ポイプRDは未舗装の道なんですが、車の通行は結構あります。なので埃っぽい!そして暑い!おまけに景色は単調。しかも長いときています。はぁ〜、ここが一番大変だったなあ。時折車が止まってくれて『乗っていけば?』と言ってくれます。折角のご好意だけど、なにせ大人数だから…(^^;
3:00 〜 3:10 ゴール!!
長い長いダード道を抜けて、ポイプRDがやっと舗装道路に変わりました!すぐ次の交差点を左折して突き当りまで歩けば……お疲れ様、待ちに待ったゴールです♪ 約3時間のハイキングは心に残るような素晴らしい景色を見せてくれました。
[2003年11月]


 トレイルで咲いてる 『黄色の花』 は何かな?  (2004/06) 

手持ちの花の図鑑で調べてみたものの、写真と少し違うような気がしてどうも自信がない…。そこで植物に詳しいお友達のNOPUさんに聞いてみることにしました♪

イリマだと思います。このイリマは「’ilima papa」と呼ばれる種類。papaは、ハワイ語で「平地」という意味です。(ハワイ語は言葉を2つ重ねて意味を広げることが多いです。paは平ら、という意味なんです) 英語だとcreeping ilima (ほふくイリマ、這い回るイリマ)。 イリマは何種類かあるらしいのですが、一般に「イリマ」というとこの花を指すんじゃないかと思います。地面を覆うように平らに繁殖し、海岸線で多く見られるようです。

この花をレイにする時は、朝一番に新鮮なイリマの花を約2000摘むのだそうです。カウアイだとキラウエア灯台にイリマの植え込みが作ってありました。マハウレプ(上で紹介したトレイルのもっと先のほう)でも、たくさん見ることができたんです。注意してみていると、ビーチ・パークなどでも見ることができます。

NOPUさん、どうもありがとう〜(^^* トレイルを歩きながら『これは○○』って植物の名前が分かったら、もっともっと楽しめますよね♪ →NOPUさんのHPはコチラ!





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