このあたりは崖が自然の造形となって楽しませてくれる。のこぎりのような鋭い先端がいっぱいだ。Makawehi Lithfield Cliffsと呼ばれているエリアが続く。30分歩いて現在時刻は12時半。そろそろランチタイムだね。キョロキョロと周りを見渡しても日陰などはほとんどない。しばらく歩いてようやく探し当てた低木の木陰。ここでランチだ。
お待ちかね、ブレネッキーズのサンドイッチが登場。ハム、シーフード、ツナと3種類買ったうち、我が家の一番人気はシーフード。カニ&エビの具があっさりしていて美味しい。風で砂が舞い上がってくるので、のんびり食べているとご飯が砂混じりになる。30分ほどで切り上げて出発だ。
このあたりまでくると、左手にゴルフコース、右手に海の絶景。最初の寂しい感じはなくなって思わず足が止って見入ってしまうような景色の連続だ。このトレイルで一番感動的なところなんじゃないかな。ああ、来て良かった!そう思わずにはいられない。途中、ヘイアウ(遺跡)もあり古代の匂いも感じさせてくれる。
自然の造形の素晴らしさ。
潮溜まりには魚や蟹もいた。 |
海を右手に岬に向かって
歩いていく。 |
振り返ればうっとり♪花畑
のようにハマヒルガオが。 |
ヘイアウには
お供え物の跡。 |
緑の大草原のような雰囲気。
相変わらず風は強い。 |
トレイルの脇には
ランタナの花。 |
そのあと草丈が高い区間が少しあって、ここをなんとかくぐり抜けたら、ゴルフ場のすぐ脇の歩きやすい幅の広い道になった。ほんとに真っ直ぐな道で左にはナウパカ、右には菊のような黄色の花が花畑のように続き気持ちがいい。そのうちダラダラ坂を少し登っていくと広大な緑の景色が現れた。
やっぱり歩くっていうのはいいよね。
歩かなきゃ分からないところっていっぱいあると思うんだよね。
日本ではどこでも車で行くクセに、ハワイに限りこう言う私。でもみんな「そうそう、そうなんだよね〜」なんて返事をくれるし。
ランチしたところから約40分、眼下に乗馬クラブ(CJMステーブル)を見下ろした一行。なんだかほっとしたような気もしたなぁ。そもそも出発前はトレイルが本当に繋がっているのかどうかも不安だったから。
丘の上から下り、とうとう分岐地点までやってきた。地図によればトレイルはこの先もビーチを経て繋がっているらしいんだけど、ケンシン坊をずっと背負っているからここで乗馬クラブを通り抜けてポイプロード経由で帰路へつくというコースにしていた。
ここはもうケンシン坊が歩いても安心なダートロード。ではでは早速歩いてもらいましょう!なかなか歩けそうな箇所が少なくておんぶばかりだった彼は、やっと自由になれて大喜び。ぐるぐる走り回る。しかもここは乗馬クラブ、お馬さんがあっちこっちにいるのだ。しかも、その馬たちは私たちが道を歩くだけでみんな近寄ってくるからビックリ!子供はもちろんのこと、大人の私でさえなんだか嬉しくなっちゃうのだ。もちろん写真撮影会となりました。
早速覗き込む |
牧場の中の、ばあばと坊 |
CJMステーブル(乗馬クラブ)を出るとそこはポイプロード。…といっても未舗装。そのわりに車が通るのでホコリっぽい。途中で車が2台、「乗せていってあげるよ」と止ってくれたが、自分の足で完歩したかったこともあるし、大人数で迷惑だろうから丁重にお断りした。カウアイの人は親切だよね〜と心がホンワカ。
ということでそのまま歩いてきたのだが、このダートロードは思ったよりすごく長〜く感じた。ケンシン坊が石を蹴りながらきたからかなぁ。それとも景色が単調だから?そしてやっとのことでポイプロードが舗装道路になった。もうここから終点のパーキングまでは目と鼻の先!と、そこでCJMステーブルの看板を発見。
「CJMステーブルまで1.5マイル」
え〜、そうなの?それなりの距離はあったワケなのね。歩道を少し歩いてすぐのアイナコ・ストリートを左折。一足先を歩いていたパパが車を走らせてきていた。駐車場の100mぐらい手前で一同ゴール!所要時間3時間ちょっとのハイキングは無事成功。サニーポイプと呼ばれる穏やかそうなポイプにこんな荒々しいトレイルがあったのも意外な発見だったし、息をのむような風景に出会えて大満足。
家に戻って一休みしたかと思ったら、パパが坊とポイプ・ビーチパークに行ってくると言い出し、結局みんな散歩に出掛けることになった。我が家はちっともじっとすることがないなぁ。
部屋からビーチパークまでは歩いて5分ぐらい。ちょくちょく遊びに行くにはもってこいのロケーションだ。先発で出掛けた2人はブレネック・ビーチで砂遊びをしていた。その後、じいじ&ばあばが来てポイプ・ビーチパークへ。滑り台を発見して目が輝いてしまった坊は、お友達もすぐ出来て楽しそうに遊んでいる。ほんと、子供って友達作りの名人だなぁ。サンセットまでたっぷり遊んでバイバイしました。
パパと大きい穴を掘ってるところ
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