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母と子で行く ハワイ島日記
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2005年7月〜8月 ハワイ島旅行記

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 12日目  デッドエンドの夕暮れ 之巻

 2/10(木)  天気:晴れ


今朝はベアーズ・コーヒーで朝食だ。注文したのはフルーツワッフルとエスプレッソ、ケンシン坊のミルク。フルーツは坊の希望により、アップルバナナとブルーベリーにした。どーんと大きくて生クリームがいっぱい、その上にフルーツを乗せて出来上がり。幸せな気分。居心地も良くて、朝から1時間近くもまったりしてしまった。
→「ベアーズコーヒー」 のレストランレポート


エスプレッソ(ラテ)を注文

たまにはこんな朝食もいいな♪

朝食の後はレインボーフォールだ。「今日こそ虹がでてるかな?」と楽しみに滝つぼを覗いたところ、出ていなかった。今まで何度か来たけれど一度も虹を見ていないんだよね。ツキがないとダメらしい。観光バスが何台か来たので周囲は人でいっぱいになってきた。

そこですぐ横にある階段を上って行ってみることにした。脇に立つヤシを見上げてみたら、青空と重なった。ヒロの青空って、なんか特別のモノのような気がする。雨が多いと言うけれど、ずっと雨ばかりじゃないのにね(笑)

階段を登ると人の波とは無縁で、のんびりな世界だ。そのまま進んで行くと大きなベンガルボダイジュが現れる。ケンシン坊と太い幹の周りをぐるーり周って、今度は川のほうへ下ってみた。大きな天然プールのような所があって面白そう。しかしここは遊泳禁止になっていた。当然かもね。だって、もし間違って流されたらレインボーフォールからダイビングしなきゃいけないんだから。


階段の上から。のんびりした空気が流れている

お次は車で川の上流へとさかのぼり、ペエペエ滝とボイリングポットを見てきた。ペエペエ滝は水量が少なかった。ボイリングポットにいたっては、どこのことを言っているのかよく分からない。川の流れが緩やかすぎてボイリング(本当は沸騰しているみたいにボコボコしてるらしいんだけど…)してないようだ。次回のお楽しみにとっておこう。
滝の近くまで行けるトレイルがあったけれど、背の高い草木があって心配なのでやめてしまった。その代わり、坊は広場でぐるぐる走り回っています。


ペエペエ滝は水量が少なかったな

いつも走り回ってる

時刻はもうすぐ11時。明日はヒロを離れるから、今日のうちにビッグ・アイランド・キャンディーズに行かなきゃ。買うものはほとんど決まっているので15分程度で車に戻ってきた。日本へのお土産はほぼココで仕入れて、ダンボールに入れてもらう。日本でこんなに買うことはまず無いよなあ。それぐらいにクッキーがびっしり&ずっしり(笑) 車に積みっぱなし厳禁のチョコがけクッキーもあったので、一度部屋に置きに行って、再び出直しだ。


海に下りていくワイアヌエヌエ・アベニュー

部屋で一息ついた後は、ランチに行かなきゃ。今日はドンズグリルに決定。車を止めて降りようとしたら、ラジオからKawaihaeのVolcanoが流れてきた。「このお歌終わってから行くー。」とケンシン坊が言う。お気に入りの曲なので2人でハミングしちゃった。お店に入ると人がいっぱい。注文したのはFILET OF FISH。柔らかく食べやすいのでこれにして良かったな。帰りにおもちゃをもらって、坊は更にご機嫌だ。
→「ドンズグリル」のレストランレポート

時刻は14:00。さて、いよいよ本日のメインイベントの時間がやってきた。これからボルケーノのデッドエンドに行くんだ。この間、嵐の日に行って失敗したからもう一度チャレンジしたかったんだよね。

まずはビジターセンターで溶岩の様子をチェックしてみる。この間と何も変わった様子はないみたい。日の入りが18:15だから、18:00頃にデッドエンドに着けばいいかな。そのままビジターセンターでしばらく遊び、久しぶりにアートセンターに行ったり、芝生で遊んだり、あっという間に2時間近くが過ぎた。
そして16:45、そろそろ車に乗り込み出発だ。今日は雲もほとんどなく快晴、これなら期待できるかも!? ワクワクしながら下っていく。


17:26 溶岩の海みたいね

デッドエンドに近づくにつれ日が傾いていく。そういえば溶岩に沈んでいく太陽って見たことがないな。真っ黒い溶岩に太陽が反射してキラキラしている。とても綺麗なんだけど、車の運転は前が見づらくてちょっと大変。だから何箇所か止まって眺めてきた。


17:59 溶岩に沈んでいく太陽

ちょうど1時間ほどでデッドエンドに到着した。路肩に駐車された車の列がものすごくてビックリだ。この列の先頭に止めることになったら大変だなあ。一体どのくらい歩けば小屋のある所まで行けるんだろう。デッドエンドのロータリーで車を転回して進んだが、やっぱりスペースはどこにも見つからなく、予想通り先頭のほうへ止めることになった。天気がいい日は早目に来ないと近い場所に止められないんだね(教訓)

やっと車を止めて歩き出したのは18:05。日が落ちるまでにデッドエンドには辿り着けそうにないけど、行ける所まで行ってみよう。今日も溶岩は見えるかな? 空が明るいからまだ赤い溶岩はハッキリ見えない。だけど山肌に蒸気が上がっているから、暗くなれば見えるかも。


17:50 駐車スペースが見つからない

18:06 ウキウキの坊

片側の路肩が路駐の車で塞がれていて、さらにまだやってくる車も沢山いて頻繁にすれ違いをしている。その脇を歩くのはちょっと怖い。ケンシン坊と手をつなぎながら15分ぐらい歩いたかな。だんだん空が暗くなってきた。デッドエンドはまだ全然見えて来ない。

「うーん、ここでやめよう。脇のほうで陣取って暗くなるのを待ってたほうがいいよね。」ってことで、溶岩の上に座って待つことにした。歩いていても肌寒いが、座っているともっと寒い。持っている服を全部ケンシン坊に着込ませて、それから何故かおやつタイム。
明るいうちにカメラを三脚にくっつけて、これで準備万端。風が相変わらずゴーゴーと強い。

周囲はだんだんオレンジから紫、それから濃いブルーへとグラデーションのように染まっていった。きれいだなぁ! 空には細い三日月と一番星が出ている。今夜は星もきれいかもしれないね。ケンシン坊が「おつきさま、おつきさま! あっ溶岩!」と指差した。赤い溶岩が見えている。さっき蒸気が上っていたところだ。


18:26 空の色が変わっていく

18:44 今日は三日月

染まっていく空と赤い溶岩。これはとても感動的だった。この場所で真っ暗になるまで見ていたが、真っ暗より空がまだほの明るいぐらいの時のほうが美しい。ケンシン坊も大好きな溶岩を見られて嬉しいようで、「溶岩、赤いね。熱そうだね。なんで赤いのかなあ。」と嬉しそうに話してくれた。


18:46 見えた〜、溶岩だ!

すっかり辺りは真っ暗になった。空を見上げると満天の星!天の川もあった! ずっと空を見上げていたら、足が地に着いてないような気がしてひっくり返ってしまいそう。そのくらい星が見えた。坊も喜んで「おほしさま、すごーーくいっぱい!」と叫んでいた。新月に近い今日はとにかく感動的だった。
→「デッドエンド」のトレイルレポート

時計を見ると19:30。そろそろ出発しよう。こんなに遅くなるんだったら夕飯も用意しておくべきだったな。ヒロまではケンシン坊がとても持たないと思い、ボルケーノビレッジのラバ・ロック・カフェに寄って夕飯。ちょうどギターの生演奏をやっていて、それを聞きながらいい気分でディナーをいただく。
→「ラバロックカフェ」のレストランレポート

夕飯をささっと食べてボルケーノビレッジを出たのはもう21:00。今日は遅くなっちゃってごめんね。ホテルに戻ったら近い駐車場が全然空いていなくて遠い所に止めることになった。大きいホテルってそういう所が面倒。ケンシン坊は想像したとおりそのまま寝てしまった。シャワーだけちょっと浴びて私もすぐベッドに入った。
今日もケンシン坊が喜んでくれて満足な1日だったな。

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