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ハワイ島/天気と気温と服装

ハワイ島では町によって天気や気温の特色がかなり違います。ここでは天気の特徴や滞在中にどんな服装で過ごしたのかを、地域ごとに紹介していきます。

ハワイ島の気候

地球上にある13の気候のうち、ハワイ島には11もの気候があると言われています。4,000mを超す高山が2つもあり、温かく湿った貿易風がこれらにぶつかることによってヒロ側では1年を通じて降雨量が多く、ワイコロア側ではほとんど雨が降りません。
平均気温は夏季(5月〜11月)のほうが冬季(12月〜4月)よりも数℃高くなっていると思います。と言ってもその暑さは常識的な範囲です。極度に暑い日本の夏と比べたらハワイ島は真夏でも大変過ごしやすく、いわば避暑地ですね。

※気象は季節や年によっても変動しますので、参考程度にご覧下さい


日本の今の気温と比べてみよう

▼札幌
Click for Sapporo, Japan Forecast
▼東京
Click for Tokyo, Japan Forecast
▼那覇
Click for Naha, Japan Forecast

参考として日本の都市を緯度別に選んでみました。下のハワイ島の気温と比べてみてください。冬は気温が違いすぎて参考にならないと思いますが、それ以外の季節でしたら感じがつかめるかもしれません。

コナの天気

▼現在の天気
Click for Kailua Kona, Hawaii Forecast

コナは朝から午前中は天気が良く、午後からは曇ってくる確率が高いように思います。(特にコナ南部) 雨に降られることも度々ありました。 しかし降るといっても一時的な雨で、少し待てば止むことが多いです。傘を持つ人も見ないですね。

そんなコナの気候を一言で表現するなら、『蒸し暑い』でしょうか。ホテルやコンドミニアムが並ぶ海岸沿い(アリイ・ドライブ周辺)に滞在するにあたっては、昼間は暑く、夜も寝苦しい場合があります。もちろん滞在する部屋の風通しや立地条件によって変わってくるとは思いますが、気温自体はハワイ島の中ではコナが一番高いのではないでしょうか。しかし蒸し暑いと言ってもハワイにしては蒸し暑いという程度で、異常な高温と多湿で悩まされる日本の夏季に比べれば、大変過ごしやすいと言えると思います。ラナイ(テラス)や木陰には涼しい風が吹いているので心地よく過ごすことができます。

部屋が1階で防犯のために窓を開けられなかったり暑がりな方は、夏場はエアコンがあったほうが快適かもしれません。冬場は窓を少し開ける程度で快適に眠ることができました。コナ周辺の宿にエアコンが付いていない部屋が多いのは、『エアコンなしでも十分快適に過ごせますよ』ということなのでしょうね。

昼間(夏季・冬季) 半袖+短パン (天気が悪い時は薄手の上着)
寝る時(夏季) 大人は半袖+短パン
子供は半袖+短パンまたは七分丈のパンツ
寝る時(冬季) 大人は半袖+長いパンツ
子供は半袖+薄手の長いパンツ

▼海岸線以外のコナ地区(サウス・コナ地区など)
同じコナでも山側の少し標高がある地域は朝晩は涼しいそうです。また、2月にキャプテンクックで宿泊した時は朝晩がかなり冷えました。寝る時には長袖パジャマでちょうど良かったです。7月にケアラケクア湾のすぐ近く(標高30mぐらい)で宿泊した際も朝晩は涼しく、寝る時には大人は半袖+薄手の長いパンツ、子供は薄手の長袖パジャマ上下でちょうど良かったです。私は朝晩は薄手の上着を羽織っていました。

ワイコロアの天気

▼現在の天気
Click for Waikoloa, Hawaii Forecast

左の観測地は、ワイコロア・ビーチ・リゾートではなく、車で10分ほど山手に上がったワイコロア・ビレッジです。 標高が280mあるので、ビーチリゾートより朝晩は若干気温が低いかもしれません。でも天気はリゾートとほぼ変わりません。

ワイコロアは雨が極端に少なく、ほとんど晴れているという乾燥地帯です。午後に洗った布のスニーカーが、 翌朝カラカラに乾いているんですよ。昼間の気温は高くなりますが、湿気がないのでカラッとしています。木陰に入ると涼しく、いかにもハワイという爽やかな暑さです。難点は強風が吹くとき。毎日ではないのですが、ワイコロアの強風は有名です。そんな時は窓も開けられず、部屋の中が蒸し暑く感じますね。

冬季に行っていた頃、持っていったわりに着ない服はタンクトップでした。天気によっては1枚で着るには肌寒く、かといって上着を羽織ると暑いし…となってしまうのです。最近は真夏に行きますが、真夏はタンクトップが大活躍ですね。ただし真夏でも朝晩は涼しいので、羽織るものがないと寒くなってしまいます。

1年を通して 昼間 半袖+短パン、またはジーンズなど
早朝・夜間(夏季) 半袖+短パン・ジーンズ+薄手の上着など
早朝・夜間(冬季) 半袖+ジーンズ+中厚地の上着など
寝る時(夏季) 大人は半袖+短パン
子供は半袖+夏用パジャマのパンツ
寝る時(冬季) 大人は長袖+長いパンツ
子供は薄手の長袖+春秋用パジャマのパンツ

ヒロの天気

▼現在の天気
Click for Hilo, Hawaii Forecast

なんとヒロは全米一、降水量が多い都市だそう。気温はコナよりもだいたい1〜3℃低いことが多く、過ごしやすいと思います。とはいえ高温多湿なので食べ物にはご注意ください。最近は常温保存が可能なものも冷蔵庫に入れています。(パンなどは外に出しておくとすぐにカビます)

我が家はよくヒロに泊まるので、今まで書いた旅行記から天気を調べてみました。すると、「主に晴れた日」が52%、「曇りの日」が33%、「雨の日」が13%という結果でした。意外にも半分以上が晴天ではないですか! にも関わらず、私の中では曇りがちな空と雨のイメージが拭えません。理由は「1日を通して快晴の日」が少ないからかな。晴れていてもその晴れが持続しない何となく不安定な空模様なのです。でも経験則からみて、雨は夜間に降ることが多い気がしますね。
これを調べたのは冬や春に多く旅行していた時期ですが、ここ数年は7〜8月に旅行をしています。真夏のヒロ滞在で気付いたのは、夏の昼間は天気が安定しているということです。ほとんどが晴れか曇りで、雨が1日中降り続いた日は1日もなかったと思います。しかし夜寝る頃までには、かなりの確率で雨が降りました。それでも朝には止んでいることがほとんどです。

冬場の朝晩は部屋の中でも少し肌寒いぐらいです(海岸沿いの地域)。窓を閉めてエアコンなしで心地よく寝られています。暑がりなパパでさえルーバーを少し開けるだけで十分涼しく過ごせています。最近はほんの少し標高の高い地区に宿泊するのですが、ここでは夏でも夜は涼しく、冬は寒いぐらいなのでスウェット地のパーカーが手放せません。

昼間に雨が頻繁に降る冬や春でも、しばらくすれば止んで日差しが出ることも多いので、虹を拝めるチャンスが沢山ありますね。夏は遊びに行くのにとても良い季節だと思います。
ただし、突然の大雨にはご注意下さい。バケツをひっくり返したような雨に何度か遭遇したことがあります。車を運転している際は特にご注意を。レンタカーのフロントグラスが油膜で見にくいのに加えて、片側3車線ある11号線は車線が丸いタイルで仕切られているだけ。前が見えないほどの土砂降りなので、真っ直ぐ走れているかどうかさえ怪しい状況に陥ります。ガラスの油膜を取りながら撥水もしてくれるスプレーを調達した年もありました。

晴れた昼間 半袖+短パンまたはジーンズなど
天気が悪い昼間/早朝(夏季) 半袖+ジーンズ+薄手の上着など
早朝・夜間(冬季) 半袖+ジーンズ+中厚地の上着など
寝る時(夏季) 大人は半袖+長いパンツ
子供は半袖+夏用パジャマのパンツ
寝る時(冬季) 大人は長袖+長いパンツ
子供は長袖+春秋用パジャマのパンツ

ボルケーノ(キラウエア火山)の天気

▼現在の天気
Click for Volcano, Hawaii Forecast

▼キラウエア・カルデラ周辺/標高1,200m付近
キラウエア火山の天気を一言で表現するなら、『寒い、そして不安定』です。観光の中心となるキラウエア・カルデラ(キラウエア火口)の周辺では標高が1,200mあるので、夏の晴れた昼間でも涼しい風が吹いています。天気が崩れてくると途端に冷え込むので上着は必須。短い時間で天気がコロコロと変わることも多いです。

しかし真夏の日中は天気が比較的安定していると思います。我が家は滞在中に3〜4回はボルケーノに行って1日中過ごしていますが、ほとんどが晴れか曇りで雨具が必要なほど雨に降られたことは一度もありません。以前はハイキングに雨具を必ず持って歩いていましたが、最近は持つのをやめたぐらいです。ただし早朝は雨が多いように感じますね。

ボルケーノハウス(キラウエア・カルデラの淵に立つホテル)やボルケーノビレッジ(標高1,000m)に泊まられる方は、防寒の準備をして下さい。朝晩の冷え込みはかなり厳しく、冬場の最低気温は、8℃〜13℃ぐらいでした。7月末でも朝晩は暖房を使いました。暖炉の使い方など、分からない時は宿の方にしっかり聞いておきましょう。
我が家はボルケーノビレッジで早朝に行われるファーマーズマーケットによく行くのですが、真夏の朝6〜7時頃のボルケーノ住人たちの格好を見ると、中厚地〜厚地のジャケットやセーターなどで身を包んでいます。冬場に旅行される方は、空港に出掛ける時に着ていた服がそのまま役立ちますね。“かなりモコモコでファー付き”では大げさかもしれませんが、厚手のフリースか薄手のダウンなら着ていてもおかしくない気温です。

しかし昼間、ハイキングなどで体を動かしている間は半袖でちょうど良い時もあります。火口内や林の中など風が滞っている場所では汗をかくことも。上着はかぶって着るものより、シャツのように前が開くタイプのほうが体温調節が簡単にできて便利です。日帰りでも長時間滞在される場合は、気温の差に対応できるように準備されると良いと思います。

▼国立公園内の海岸線の地域/標高1〜2m
同じキラウエア火山でも、海岸線まで下ってくると気温は火口の辺りとは全く違ってきます。昼間は気温が上がり、風が強いことも多いですね。半袖で過ごせます。しかし夕方になると涼しくなるので、羽織るものがあれば安心。

参考(車の外気温計での計測)
時期 時間 気温 測定場所/標高
8月上旬 7:30 15度 ビジターセンター(キラウエア・カルデラ)/1213m
8月上旬 10:00 19度 ビジターセンター(キラウエア・カルデラ)/1213m
8月上旬 16:30 20度 ビジターセンター(キラウエア・カルデラ)/1213m
12月下旬 20:00 12度 ビジターセンター(キラウエア・カルデラ)/1213m
5月中旬 19:00 14度 ジャガーミュージアム(キラウエア・カルデラ)/1243m
5月中旬 19:30 17度 ジャガーミュージアム(キラウエア・カルデラ)/1243m
8月上旬 8:00 16度 ジャガーミュージアム(キラウエア・カルデラ)/1243m
8月上旬 19:30 16度 ジャガーミュージアム(キラウエア・カルデラ)/1243m
5月中旬 14:30 24度 マウナウル駐車場
(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード)/975m
8月上旬 12:00 30度 マウナウル駐車場
(チェーン・オブ・クレーターズ・ロード)/975m
1月上旬 10:30 15度 マウナロア展望台(マウナロア・ロード)/2031m
5月中旬 17:00 16度 マウナロア展望台(マウナロア・ロード)/2031m
8月上旬 15:00 25度 マウナロア展望台(マウナロア・ロード)/2031m
5月中旬 6:30 15度 ボルケーノビレッジ/1000m
8月上旬 6:30 16度 ボルケーノビレッジ/1000m

昼間の観光 半袖+ジーンズ+上着(天気によって薄地〜厚地)
ハイキング(火口周辺) 半袖+長袖シャツ+長いパンツ
ハイキング(海岸周辺) 半袖+長いパンツ (+気温によって薄い長袖シャツ)
早朝・夜間 半袖+長袖+ジーンズ+中厚地〜厚地の上着など
寝る時(通年) 大人、子供とも冬用のパジャマ上下
→ボルケーノの週間天気予報(英語)
→キラウエア火山の観光計画>ボルケーノの天気と気温

ホノカアの天気

ホノカアの天気はヒロと似ていると思います。調べてみると、年間降水量もヒロと同じぐらいあるんですよね。でもやはり雨ばかり続くことは少なく、晴れている日が多いかも。気温はヒロより低く感じます。

我が家が泊まったのはお正月と2月で、どちらも冬季です。宿は街のメインストリート周辺だったのですが、朝晩は思った以上に冷え込みました。木造のホテルやコテージだったため余計にそう感じたのかもしれません。昼間でも天気が悪いと肌寒い日もありました。
同じホノカアでも、もっと山手のほうには暖炉を持つ宿もあるので、標高の高い地区はさらに冷え込むと思われます。

晴れた昼間 半袖+短パン・ジーンズなど
天気が崩れた時 半袖+短パン・ジーンズなど+薄手の上着
早朝・夜間(冬季) 長袖+ジーンズなど+厚手の上着
寝る時(冬季) 大人は長袖+長いパンツ
子供は長袖+冬用パジャマのパンツ

ワイメアの天気

標高が800mほどあるワイメアは、高原のような爽やかな気候です。関東や中部地方の春から初夏ぐらいの季節を繰り返しているような感じがします。
そんなワイメアのイメージは「曇りがち」そして「寒い」でしょうか。晴れていても、急にサーッと雲がかかったかと思ったら雨が降ってきたなんてことも、しばしばです。ザーザー降るというより、しとしと降ったり霧雨であったりすることが多いです。この霧雨は、ワイメア・ミストと呼ばれているそうですよ。

天気が崩れだしたり夕方に近くなってくると、夏でも冷えてきます。ワイメアには暖炉のある宿があるので、冬場の朝晩の冷え込みはかなり厳しいということでしょう。ワイメアに住む友人は、セーターやフリースが活躍すると言っています。真夏の昼間でもタンクトップ+短パンというワイコロアやコナ方面と同じようなスタイルでは寒くなってしまいます。出かける際には羽織るものを持っていくことをお勧めします。

晴れた昼間 半袖+ジーンズなど
天気が悪い時・夕方〜 半袖+ジーンズ+薄手〜厚手の上着
(気温による)

[最終更新:2012年4月]




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