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あろは村的 ハワイ島の見聞録/ トラブル編

このコーナーではハワイ島での滞在中に遭遇したことや気付いたことを中心に、知っていたら役立つかもしれないことを紹介します。

▼ハワイ島でのトラブル編
車の整備不良 (ワイパーを動かしても前が全然見えない)
マウナケアで高山病になって吐く
コナで発券された搭乗券、ホノルルの搭乗ゲートで拒否される
火災報知機を鳴らしてしまった
到着時にスーツケースが出てこない
乗り物酔い (よく効く酔い止めはどれだろう編)
飛行機に乗り遅れる
病院に行く (カード付帯保険はなんて面倒なんだ編)
交通事故
車のキーの閉じ込み(ロックアウト)
→旅行の準備、空港編
→生活編

車の整備不良 (ワイパーを動かしても前が全然見えない)

レンタカーのワイパーには悩まされること多し。ヒロの夜の雨には特に注意!

全米で最も降水量が多い都市、ヒロ。この町によく滞在する我が家は、レンタカーのワイパーに関して幾度となく悩まされてきました。ワイパーを動かしても雨を上手くよけてくれないのです。フロントガラスは油膜もひどくて、上手くよけなかった雨水がビローンと左右に伸びてしまいます。これが夜ともなると街灯に反射して油膜がギラギラ光り、“見えない度”はさらにアップ。

ワイパーのゴムは消耗品なので、これを換えれば問題解決なのでしょうが、レンタカー屋さんに出向くのも面倒くさいし英語で交渉だし。そんなわけでウォルマートなどで雨をはじくスプレーを買って使ったこともありました。油膜も取れて効果はなかなかでしたね。

普通の雨なら「見にくいなあ。」ぐらいで運転できるのですが、ヒロでは時々バケツをひっくり返したような雨が降るんですよ。そんな時は、前なんか全然見えません。さらに恐怖に拍車をかけるのが片側5車線の道路です。ヒロの街中に近くなった辺りの11号線は、直進3車線、右左折の専用車線を含めると片側だけで5車線もあるんです。車線を区切る直線のラインもなく、丸いタイルがちょこちょこと埋め込まれているだけ。これも古いためか反射板などは付いておらず、ちっとも見えません。だから、そういう雨に遭遇したら「車線、ここで合ってるよね?」と身をこわばらせながら、前の車についていくしかありません。

今年コナ空港で借りた車は、過去最高レベルに困った車となりました。普通の雨だったというのに全然ワイパーが雨をよけてくれません。ゴムが劣化しているのです。前が見えなくて、もう泣きそう!幸い無事に帰ることが出来ましたが、あまりにも怖かったので次の日の朝、ワイパーの交換をしてもらいにヒロ空港へ行きました。係の方が親切に対応してくれて車ごと交換してくれました。今度はウォッシャー液まで出して、ワイパーがきちんと機能するかどうかチェック。大丈夫でした。

コナ側ではバケツ雨はまず降らないのでワイパーのチェックなどは怠りがちですが、レンタカーを借りたら最初にきちんとチェックしてみることをお勧めします。過去にはウォッシャー液が出ないということもありました。整備不良、時々ありそうです。

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マウナケアで高山病になって吐く

マウナケアは中腹だからってナメてかかれません。

我が家は子供が宇宙好き。そんなワケで今年はマウナケアに何回か通ってみることにしました。と言っても子供はまだ9歳ですから山頂には行きません。行き先は標高2,800mのオニヅカビジターセンターです。ツアーの皆さんはここで夕食をとりつつ、1時間ほど休憩して山頂に向かわれます。4,205mの山頂へ上るには、ここで充分体を慣らさないと高山病になってしまうからです。その辺りのことは仕事柄もあり、分かっているつもりでした。

私たちはサンセットを見に、友達が教えてくれた向かいの丘に上ることにしました。日没時間が迫っていたので少し早足で行ったのですが、ケンシン坊は本当に元気いっぱいで、結構な傾斜があったのに走るように駆け上がっていきました。私もフウフウしながらも必死に上ったのですが、やっと辿り着いた時にはサンセット終了。マジですか! しかしまだその余韻は素晴らしく、上った甲斐があったと思ったものです。


その後、オニヅカセンターの中で真っ暗になるのを待っていた時のこと。ケンシン坊が「何だかちょっと気持ち悪い」と言い出しました。しばらく車で休んでいたのですが、よくなりません。そのうち「吐きそう」というのでトイレへ連れて行こうとしたら、道を渡り切ったところで我慢しきれずリバース。その時ドンピシャなタイミングで山頂ツアーのバンが入ってきて、その瞬間をライトアップされてしまいました!

車が止まると、ガイドさんが声をかけてくれました。
「大丈夫?山ちゃん(彼とは別会社のガイドさん)に酸素をもらって。楽になるよ。」

彼は私たちを“山ちゃん”のお客さんだと思ったようです。あえて「いえ、個人で来ていて…」などと否定することもないかなと思ったので、ハイ、と答えた私。ケンシン坊はもう落ち着いていたので、うがいをさせようとお茶とマグカップを車に取りに行ったら、彼はツアー中にも関わらず、わざわざ車まで来てくれて水を1本分けてくれました。

「あれ?二人で来てるの?たくましいね!」
「今すぐ出られる?帰りはエンジンブレーキ効かせてゆっくり僕の後を付いてきて。」

と、どこまでも親切にしていただきました。結局ケンシン坊がトイレに寄りたいとのことで一緒には山を下りなかったのですが、温かい気持ちでいっぱいになりました。ロバーツ・ハワイのアランさん、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

それにしてもオニヅカセンターで高山病になるなんて。着いて早々に丘に上ったのが間違いでした。しかも急いで上ったから。4,200mの山頂に気を取られがちですが、2,800mも高地なんだと思い知った出来事でした。ツアーで山頂へ行かれる方は前夜によく睡眠をとり、当日はガイドさんのアドバイスに従いましょう。と、私が言うのも、全然説得力がないですね(苦笑)

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コナで発券された搭乗券、ホノルルの搭乗ゲートで拒否される

搭乗券を発券してもらったからと言って、安心するのはまだ早かったりします。

2010年、コナ直行便が飛んでいた時の帰国日の話です。
帰国便に乗るために、コナ空港のJ社カウンターで搭乗券を発券してもらいました。
(1)コナ→ホノルル、(2)ホノルル→成田、(3)成田→名古屋 の3枚です。

コナ空港からホノルル空港に到着すると一旦飛行機を下ります。そして1時間後ぐらいに再度、搭乗ゲートへ行くことになります。乗換えと同じですね。搭乗ゲートの待ち合いロビーに入る時に、パスポートと航空券を提示しました。すると『このチケットでは乗れない!』と係の方(アメリカ人)が言うのです。しかも、ものすごく感じ悪く。
…どういうことですか?意味が分かりません。だってさっきコナで発券してもらったばかりのチケットですよ?

しかし相手は『乗れない』の一点張りで、『ハイ、さっさとあっち行って!』という態度です。どうしたら良いのか考えてしまいました。だって、この飛行機に乗れないと日本に帰れません。しかし圧力に屈するわけにいかないので、『間違っていません、今日成田に帰ることになっています!』と若干強めに言ってみたところ、違う係りの方が走ってきました。今度は日本人の方で『お客様、いかがなさいましたか?』と、丁寧な対応でした。

その方に一連の話を説明してEチケットと搭乗券を見せると、ホノルル→成田のチケットがなく、成田→名古屋のチケットが間違って2枚発券されていることが分かりました。だから先ほどの職員の方が仰ることも間違ってはいなかったのですが、Eチケットを確認することもなく、あの一方的な態度はないよなあ。

ここがホノルル空港で日本人職員がいたことは幸いだったと思います。これがもっと僻地の空港で外国系の飛行機で来ていたら、上手く説明も出来ずに飛行機に乗せてもらえなかったかもしれません。搭乗券は受け取ったらすぐに確認しないと大変なことになるということを知ったのでした。搭乗券に記載された行き先、それが全てなのです。どこへ行くにもチケットの行き先チェックはお忘れなく!

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火災報知機を鳴らしてしまった

大音量の警報音に大慌て。でも為す術はなし。

過去を振り返ると、我が家は火災報知機を鳴らしてしまったことが3回あります。どの警報機の鳴りっぷりも凄まじく、耳の奥まで痛くなりそうなぐらいの大音量でした。

▼1回目―オアフ島のコンドミニアム(90年代)
鍋でご飯を炊いていて焦がし、鍋から煙が立ち始めたため報知器が作動。
▼2回目―ハワイ島の友達宅バケーションレンタル(2009年)
バスルームでシャワーをし、ドライヤーを使った後に外に出ようとドアを開けたら作動。
▼3回目―ハワイ島ヒロのバケーションレンタル(2009年)
パンをポップアップトースターで焼いていて、それが焦げ気味で少し煙が出たため作動。

ハワイの換気扇は熱気や煙を屋外に排出する仕組みになっておらず、部屋の中をただ循環するだけのようです。だから簡単に感知されてしまうのかも。友達宅では2回目のケースがよくあるそうで、熱いシャワーをゆっくり浴びた時は特に鳴りやすいと言っていました。

さて、鳴らしてしまった警報器はどう止めるのか。2回目の時は友達がリセットボタンを押してくれたので止まり、3回目の時は1分ほどで自動的に止まりました。しかし1回目の時は係の方が工具を使って配線を外してくれるまで鳴り止みませんでした。たとえ昼間だったとしても、警報器を鳴らした時の気分は最悪です。

▼この3回で学んだこと
『キッチンでモノを焦がしてはいけません。』

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到着時にスーツケースが出てこない

到着していきなりトラブルなんてショックですが、時々あるんですよね。

航空会社に預けた荷物が出てこないことが時々あります。特に島内線です。でもほとんどの場合は次の便で出てくるそう。我が家もそんなトラブルは2回ありました。1度目は10年以上前の話で『次の便で届くから』と言われ、本当に次の便で届きました。2度目は2007年。この時は同じ便に乗っていた5〜6人の荷物が届かなかったようです。名前と宿泊先、スーツケースの色や形を記入して、荷物は宿泊先に届けてくれることになりました。

しかしこれが意外にも面倒だったのです。大手のホテルやコンドミニアムに宿泊するのなら、荷物はフロントに届くので安心して出かけられますが、この時の宿泊先はバケーションレンタル(オーナーが直接レンタルしている物件)。フロントがないため、荷物は直接部屋に届くことになります。ということは、いつ届くか分からない荷物をずっと待っていなければいけません。英語で上手く表現できればそう難しくなさそうな問題も、そうでない人にとっては高いハードルとなってしまいます。

では、どうすればいいのか?フロントが使えないのなら『自分で取りに行きます』と最初から伝えておけばいいのかな。でも次の便でも荷物が届かなかったら? せめて状況が分かればいいんですけどね。と思ったら、ハワイアン航空では届かない荷物の状況をネットから見られるようですよ。
→ハワイアン航空(荷物の遅延)

コンドミニアムの場合はフロントの営業時間を確認したほうが良いかもしれません。小さな宿では短時間しか営業していないところもあります。しかし、コナに到着し、そのままヒロへ移動して宿泊するような場合は、頭を抱えてしまいますね。

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乗り物酔い (よく効く酔い止めはどれだろう編)

自分と相性がぴったりな酔い止め薬をみつけたい。そうしたら海系アクティビティだって、もっと積極的に楽しめるはず。

私は車やバスで酔ったことは一度もないのですが、船は絶対酔ってしまいます。最近分かったのは、海で漕ぐカヤックですら波が高いと酔いそうになったということです。

そこで、そんな人のためにあるのが酔い止め薬。さてどの薬がよく効くのか? 私の場合はアネロン・ニスキャップです。
イルカのボートツアーに連れて行ってもらった時に、友達と飲んでみました。驚いたことに全く酔いませんでした。酔い止めはだいたい副作用として眠気が出ます。薬によっては病的に眠くなります。まるで強制的に眠らされているような変な感じになるのです。でも、アネロン・ニスキャップの場合はとても自然でした。潮風にあたって気持ちよくてウトウト…みたいな感じ。友達も『これはいい!』と気に入っていました。この薬は船釣りをする人がイチオシする薬だと聞いていたので、期待通りの効き目に嬉しくなりました。

Yahooニュースで見たのですが、酔うことを根本的に治せる方法があるそうなんです!それは意外にもでんぐり返し。

【以下、2010年10月17日のYahooニュースから抜粋】
まず前回りを1回。気持ちが悪くなったら1日1回、不快感を感じなくなるまで毎日続ける。問題なければ最大5回転でスタート。無理せず、1日1度行えばよい。
前転5回ができるようになったら、後ろ回りを最大5回まで加える。前後各5回転を1〜2週間続け、順調なら徐々に回数を増やす。前後各10回転に達したらそれ以上増やさず、毎日続けるとよい。でんぐり返しに問題なければ、車に乗る練習も加える。

この記事には子供の例が掲載されていたのですが、絶大な効果があったそうです。大人に効果があるのかどうかは書かれていません。でも簡単に家で出来ることなので、やってみる価値はあるのかも。

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飛行機に乗り遅れる

あろうことか、飛行機に乗り遅れたことがあります。何やってるんだ…

2007年の春休みのことです。この日は名古屋から出発したコンチネンタル航空が1時間ちょっと遅れてホノルルに到着しました。そのまま乗り継ぎでコナまで行く予定になっていたので、冷や冷やです。アロハ航空のカウンターに行くと『急いでゲートまで行って下さい!』と言われ、慌ててセキュリティを通りました。そしてギリギリでセーフだったはずが…。

『ああ、間に合った』と変な安堵感に包まれてしまい緊張感をなくしたためか、搭乗時刻と出発時刻を勘違い。トイレを済ませてゲートに向かうと、あれ?誰もいません。そしてその向こうに見えたのは、ちょうどゲートから離れていく飛行機でした。
あー、乗り遅れた!
しかもオレンジのハイビスカス柄のレアな機体でした。(アロハ航空の機体は普通は極楽鳥花のマークだった)

非常にまずい事態です。手持ちのチケットは最低料金のチケットだったし、当日の高いチケットを買い直さないといけなくなることを覚悟しました。しかしカウンターへ行くと、なぜかあっさり次の便に振り替えてくれたのです。しかも無料で。係の方、ありがとう!

しかしアロハ航空はこの2週間後に倒産してしまいました。もうあのハイビスカスの機体に乗ることも、極楽鳥花の機体に乗ることもないのかと思うと寂しいです。

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病院に行く (カード付帯保険はなんて面倒なんだ編)

市販薬をいくら飲んでも治らず酷くなるばかりの風邪。とうとう病院へ行くことにしました。クレジットカード付帯の保険を使って。

クレジットカード付帯の保険というのは事前に申し込みも要らないし、とても便利な保険だと思っていました。しかし実際に使ってみると、ちっとも便利ではありませんでした。(2006年の話)

旅行保険の現地デスクは保険会社が何社か共同で運営しているらしく、母が申し込んだ旅行保険と私のクレジットカード付帯保険の窓口は同じ電話番号でした。付帯保険を利用するにあたって、まず聞かれたのがカード番号。そして電話口のお姉さんはこう仰いました。
『このカード番号の確認をするのに約1時間かかります。そのまま部屋でお待ち下さい。』
えー、1時間も待つの?(心の声)

1時間後にカードの確認が取れました。そして次はどこの病院に行くのかを決めます。私たちはこの日、ヒロからワイコロアに移動する日だったのでその旨を伝えると、お姉さんは続けてこう言いました。
『ヒロというのはどの辺りですか?ワイキキから離れていますか?』

あの…ワイキキとヒロは島が違います、おねえさん…涙
病人を扱う仕事をしているわけですから、せめて各島の主要な町をいくつかは把握しておいていただけると有り難いのになあ。本土のデスクじゃなくてハワイのデスクに電話しているんだもの。(心の声)
それから30分〜1時間単位で返事を何回か待ち、やっと翌日の予約を取って頂けたのでした。カード付帯保険は、普通の保険に比べて1時間は余分に時間がかかることを知ったのでした。

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交通事故

ヒロで交通事故を起こしてしまいました。でも人の温かさをたくさん感じた出来事でした。

2006年の年末、ボルケーノ(火山)からヒロへ帰ってくる途中で事故を起こしました。免許を取って十数年、初めてのことです。ハッと気づいたら目の前に大型観光バスが止まっていて、急ブレーキをかけましたが間に合わず。ドーンという音とともにぶつかり、車はグシャッとつぶれました。居眠り運転でした。この時の吸い込まれるような嫌な感覚は忘れることができません。

場所はヒロの3車線ある広い道路上。とりあえず子供(当時5歳)に怪我はなくホッとしました。観光バスにはアメリカ人のお客さんが乗っていました。誰も怪我がなかったのは幸いです。頭が真っ白で何をすべきか分からなかったのですが、バスの皆さんに『本当に申し訳ないです』というようなことを言いました。それからバスの運転手さんに誰か頼れる人はいるのかを聞かれたので、ワイコロアの友達に助けを求めました。

驚いたのはバスに乗っていた皆さんの気持ちの温かさです。貴重な時間を奪われたのですから怒る人もいて当然だと思うのですが、皆さんそれぞれ降りてきては励ましてくれたり、ハグしてくれるのです。

しばらくして警察が到着しました。バスのお客さんだったアジア系の男性が『少し日本語が出来るのでお役に立てれば』と申し出てくれて、警察官とのやり取りに付き添ってくれました。私は国際免許を持っていなかったので日本の免許を見せましたが、問題はありませんでした。事情聴取というより、滞在先や日本の連絡先を聞かれただけで終わってしまった感じです。レッカー車が到着した頃、担当した警察の方がパトカーで滞在先のホテルに送ってくれました。

部屋に戻って一旦ほっとしましたが、ハワイ島では車がないと何も出来ません。再度車を借りるために空港までタクシーで行くことにしました。そして友達がヒロ警察に事故処理番号を問い合わせてくれたり、通訳してくれたり尽力してくれたおかげで、新しい車を借り直すことができたのです。

友達の温かさ、バスに乗っていた方々の優しさ、担当してくれた警察官が勇気付けてくれた言葉など、心がほわっと温まったことを今でも時々思い出します。
我が家が困った時、いつも誰かが無償の愛をもって助けてくれました。私もそうありたいと強く思った出来事でした。

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車のキーの閉じ込み(ロックアウト)

車の中にキーを残したままドアロック。血の気が引きますよ。

2004年の冬、初めて子供と2人だけでハワイ島に行った時の話です。当時子供は2歳3ヶ月。ワイコロアに滞在中、日帰りでボルケーノ(火山国立公園)に行きました。アクシデントはちょっとした気の緩みから起こるものです。車の中にキーを入れたままドアロックしてしまいました!

場所はボルケーノ(火山国立公園)のハレマウマウ火口の駐車場。荒涼としたキラウエア火口の真ん中で、おまけに雨が降り出しそうな天気です。夕方で気温も低く、羽織るものも全部車の中という状態でした。携帯電話などの連絡手段は何も持っていません。

パニックに陥りながらどうしたら良いのか一生懸命考えた結果、近くに止まっていたジャックス・ツアーのバスの運転手さんに助けを求めることにしました。彼は英語しか話しませんでしたが、私の必死の訴えを分かってくれて、すぐに無線でどこかに連絡を取ってくれました。そして『レンジャーを呼んだからこのまま車の前で待っていてね』と言ってくれたのです。

その少し後、栃木から来たご夫婦(少し前に別の展望台で声をかけてくれました)が私たちに付き添ってくれて、精神的にとても救われました。約40分後、国立公園のパークレンジャーが来てくれて車の鍵を開けてくれました!色々な方に助けてもらった温かい思い出です。

こういう状況を日本ではインロックと言ったりしていましたが、英語ではロックアウトと言うんですね。
☆I'm locked out of my car./鍵の閉じ込みで車に入れません。

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