ハワイ島の宿泊レポート/ヒロ |
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ヒロはハワイ州で第2の大きな街。歴史を刻んできた古い街でもあります。『普段着のハワイ』を感じられると言ったら良いのでしょうか、とにかく街の雰囲気はコナとは全然違います。緑が多くて落ち着いた雰囲気が私は大好き! 宿泊先はホテルが主体です。コンドミニアムやコテージも少数ありますが、管理会社またはオーナー直接という物件を除いては基本的に1軒しかなく、その1軒も短期滞在は出来ません。 しかしヒロには美味しいレストランが数多くあり、大型ショッピングセンターもあるのでホテル暮らしも快適です。キラウエア火山までは45分程度で行け、空港も近いので、火山が目的の方や海がメインでない方はヒロを拠点にするのもGOOD! |
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アンクルビリーズ ヒロベイ ホテル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[ヒロ] [ホテル] アンクルビリーズ・ヒロベイホテルはバニヤン・ドライブ沿いに建つ小さなホテルです。西側リゾートのようなキラキラした華やかさはなく、古いけれど落ち着いたヒロらしい宿でした。気ままに過ごせたこのホテルが、今ではヒロで一番のお気に入り。日本のツアー会社で扱われることは無いようです。 チェックインは3時からだったのですが実にハワイアンタイムで、40分待ってようやく部屋に入れました。けれど待っていたロビーではハワイアンミュージックがゆったり流れ、そよそよと入ってくる風が心地よくてうたた寝してしまうほど。最高の居心地です。チェックイン時にセキュリティーデポジットを20ドル請求されました。これはチェックアウト時に返却してもらえます。 私たちの部屋は112号室。キチネット(簡易キッチン)付きです。コの字型に建てられた低層階の建物のほうでした。1階なのですが、階段を半分上がるので1.5階という感じです。鍵は2つ貸してくれました。
▼共有施設
我が家がヒロのホテルに求めているものは、洗濯ができる/キッチンがある/100ドル以下/散歩が楽しい場所…などですが、ヒロベイホテルはこれを全部満たしてくれたヒロで唯一のホテルです。ここを上回る宿を見つけない限り、この先は我が家の定宿になりそうです。
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ナニロア・ボルケーノ・リゾート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[ヒロ] [ホテル] バニヤン・ドライブ沿いに建つ、ナニロア・ボルケーノ・リゾートは、ヒロ湾が見渡せる眺めの良い場所にあります。リゾートと名前は付きますが、豪華なイメージはなく気楽な感じ。フロントのスタッフの方も感じが良かったです。日本人ツアーの宿泊先としてもよく使われているようです。2007年現在では、約1/4の部屋が改装されてきれいになりました。 ホテルは12階建てのマウナロア・タワー(旧プナウイング)と9階建てのマウナケア・タワー(旧ワイピオウイング)に分かれており、マウナロア・タワーにはラナイ(ベランダ)がありません。高層のホテルなので赤ちゃんや小さなお子さんと一緒の場合、ラナイがないほうがむしろ安心という気はします。 2005年8月には、あいらんど・どりーむずさんでスーペリアルーム(1泊$78.10税別)を予約していただきました。当時のスーペリアは下から2番目のカテゴリーです。
カーペットにシミがついていたり、部屋の調度品が古い点などがヒロハワイアンホテルよりランクが下かなという気がしましたが、清掃はしっかりされていて清潔でした。
洗濯の設備ですが、1階にコインランドリーがあります。ここは客室の1部屋を改装して造られたような感じで、夜に行っても怖くなかったのが気に入っています。また駐車場が広いので夜遅く帰ってきた時(ボルケーノに溶岩を見に行った時など)でも、空きスペースを簡単に探すことができました。朝はバニヤンドライブ沿いやココナッツアイランドでのお散歩を気持ちよく楽しむことが出来ます。 2007年現在、リニューアルされたオーシャンフロントとパーシャル・オーシャン・ビューの部屋をウェブサイトの写真で見ました。特にオーシャンフロントは明るいトーンでセンスの良い家具と寝具でまとめられ、洗練された空間になっています。旧ナニロアリゾートの古めかしさは払拭されていました。どちらのカテゴリーにも冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカー、ヘアドライヤーが用意されています。
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ヒロハワイアンホテル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[ヒロ] [ホテル] ヒロハワイアンホテルはヒロで一番値段の高いホテルです。でもここもベルマンがいなくて荷物は自分で運ぶというカジュアルなホテル。敷居が高くないので、リゾートホテル慣れしていない我が家にとっても堅苦しくありません。 ホテル運営をしているキャッスルリゾートの日本語サイトからも直接予約ができますが、我が家はあいらんど・どりーむずさんでお願いしました。スタンダード客室で1泊$80(税別)です。スタンダードのカテゴリーは一番下のランクで眺めは多分ガーデンビュー。子供と2人だったのでキングサイズベッドの部屋をリクエストしました。 さて、お部屋は3階の342号室になりました。ヒロ湾が見えます。そしてマウナケア山頂の天文台群がヤシの木にちょっと邪魔されながらもなんとか全部見えます! このホテルにはほとんどの客室にラナイがついているのですが、この部屋には残念ながらラナイがなく窓が開きません。すぐ下が大きなコンクリートの屋根になっていて3階海側の数部屋だけはこの造りになっています。けれど、海側にチェンジしてくれただけでも感謝です。
この部屋にはコーヒーメーカーがありました。ホテルのサイトを見るとコーヒーメーカーはデラックスルームのみとなっていますが、デラックス○○というカテゴリーはないので、多分この部屋はスーペリアかオーシャンビューのカテゴリーだと思います。(カテゴリーの値段的には、スタンダード<スーペリア<オーシャンビューの順) 部屋は広く、クイーンサイズのベッドが2台入っていますが窮屈さを感じず伸び伸びと過ごすことができます。冷蔵庫、テーブル、椅子があるので部屋でご飯を食べることもOKです。カーペットに汚れもなく、洗面もバスルームも家具もきれいでした。清掃もきれいにされています。 ヒロ湾を眺めることが出来る部屋のお楽しみは何と言っても、マウナケアの朝焼け。今回は3泊のうち2回見れました。またこのホテルのすぐ隣にココナッツアイランドへの遊歩道があるので、朝マウナケアに雲がかかっていないことを確認したあと、早速散歩に出てみました。朝焼けはたった10分ほどの素敵なショー。バニヤンドライブ沿いのホテルに泊まる方は是非、早朝のお散歩を兼ねて見に行ってみて下さいね。日の出の時刻をあらかじめ調べておくと目安になります。(→ヒロの気象情報)
駐車場は半地下にあります。屋根が付いている部分もあるので子供が寝てしまった時など、雨が多いヒロで濡れずに部屋まで戻れるのは嬉しいです。しかし駐車可能台数はナニロアに比べると少なめかもしれません。夜遅く帰って来た時には空いているスペースは少なく、かなり離れた場所に止めることになりました。また半地下という場所なだけに昼間でも薄暗くて人目につきにくく、警備の人もいなかったので母子2人では少し怖い感じもしました。(そういう感じがしただけで、実際に怖いめにあったわけではありません)
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ドルフィンベイホテル | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
[ヒロ] [ホテル]
ドルフィンベイホテルはダウンタウンの北から車でほんの数分の静かな住宅街の一角に建っています。2階建ての地味な建物なので、最初は気づかずに何度も前を通り過ぎてしまいました。部屋数が18室しかない小さなホテルです。でもロンリープラネット(英語のガイドブック、日本語の翻訳版もあり)では『ヒロで一番人気のあるホテル』だと書かれているんですよね。バニヤンドライブ沿いの大型ホテルを差し置いて一番の座を勝ち取った理由は何なのか。それは泊まってみて分かりました。 予約は直接ホテルへメールを書きました。するとジョンさんという方から早々にお返事が来ました。この方がオーナーさんのようで、チェックインの時もチェックアウトの時も、彼が対応してくれました。とても感じが良い方で『分からなかったら何でも聞いてね』と、滞在中も色々気遣ってくれます。 私たちの部屋は1ベッドルームで18号室、2階です。通路を歩きながら思ったことは『アパートの住人になったみたいだ』ということ。裏手が駐車場になっていて階段ですぐに下りていける点などは、まさにアパートそのものです。車から部屋までの距離が近いのは荷物が多くなった時や子供が寝てしまった時など非常に楽ですよね。これは小さなホテルの利点でもあります。 部屋はキッチン、リビングルーム、ベッドルームと分かれていて、各部屋とも小さめでこじんまりとしています。建物は古く、部屋の中の壁はコンクリートブロックを積み重ねたものにそのまま色が塗られているという今まで見たことのないタイプ。ラナイに出てみると、ちょっと湿気を帯びた風が吹いてきます。周りの緑が心地良くてリラックス。
朝になると1階のオフィスの横にコーヒー、マフィン、シナモンロール、パパイヤやバナナなどが並べられるので宿泊客は好きなものを自由に取って部屋で食べることが出来ます。そんな時にもキッチン&ダイニングは大活躍です。
木造建築ではないしキッチンを除いては床は絨毯なので、子供がバタバタしてもある程度の騒音は吸収してくれると思います。ちなみに子供の宿泊は歓迎とのこと。
ホテルのすぐ近所にあるCLEM AKINA PARKという広い公園は、遊具も少しあるのでちょっとした合間に子供を連れて行くのにちょうど良い場所です。またダウンタウンの北端から4ブロックしか離れていない立地なので、ワイルク川を渡ってワイアヌエヌエ・アベニューの辺りまで歩いて10〜15分程度、ダウンタウンへのお散歩も可能です。 キッチンがあり、散歩も楽しめて、宿の方の温かさを感じられ、オールド・ヒロの雰囲気を十分に味わうことができるという素敵な宿です。その辺りが『ヒロで一番人気』の所以でしょう。高級リゾート志向の方や新しいものでないとダメという方は避けたほうが良いかもしれません。ここはあくまでもオールド・ヒロですから。
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