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母と子で行く ハワイ島日記
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2005年1月〜2月 ハワイ島旅行記

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 13日目  ハマクアコーストで遊ぼう 之巻

 2/11(金)  天気:晴れ


朝起きてみると雲ひとつない空が広がっている。ココナッツ・アイランドに散歩に行かなきゃ。
そして6:50、マウナケアは赤く染まった! 初めて見る朝焼け。きれいだなぁ…ため息。外のひんやりした空気にあたって、ケンシン坊もすっかり目が覚めた様子。大きく伸びをしている。
ほんの束の間のショーという感じで、マウナケアはいつもの姿に戻っていく。そしてヒロに眩い朝がやってきた。


朝焼けは早朝のほんの数分だけ
▼10分後

朝から快晴で気持ちいい

今日はヒロを発ってToshiさんの家に帰る日。帰りながらハマクアコーストで遊んでいく予定だ。チェックアウトした後、オキーフに寄ってお昼ご飯を買った。このお店がすっかりお気に入りなのだ。
→「オキーフ&サンズ ブレッド ベーカーズ」のレストランレポート

ドライブルートで最初に寄ったのは4マイル・シーニック・ドライブにあるオノメア・ベイ。坊と2人でのんびり景色を見ていたら、トレイルマップの看板を発見した。下っていく道がトレイルになっている。それじゃ私たちも行っちゃおうか。
「お散歩行く?」
「いくいく〜!」
ケンシン坊の返事も快調。

下る道はオノメア・トレイルと名付けられている。ヤシの群生、タコノキ、タロなどなど、色々な花や草木が見つかった。ケンシン坊はおじぎ草が気に入った様子で、何度も葉っぱに触っては葉を閉じさせて喜んでいる。
そして寄り道しながら下ること10分、下に着いた。フェンスがある。この先はボタニカルガーデンの敷地で入れないのだ。その手前を入り海へ出た。うーん、何ともコメントしづらいが、上から見た方が良い景色かも。石がゴロゴロで流木などがいっぱいだ。でも海はキラキラ輝いていて眩しいくらいだった。
→「オノメアトレイル」の詳細レポート


オノメア・ベイは風光明媚

海岸線まで下りてみた

車に戻ってきたら、お昼も近かったのでここでランチ。買ってきたパンを並んで座って食べた。日差しが強くてジリジリする。
この後は車で少し進み、ワッツ・シェーキンに寄る。こんな日は冷たいスムージーが最高だよね。注文したのはパパイヤ・パラダイス。暑い暑いと言いながら芝生で飲むスムージーもオツなもんです。本当はお店が混んでいて席が空いてなかったんだけどね(笑)
→「ワッツ・シェーキン」のレストランレポート


芝生の上でスムージー

お次はアカカ滝に向かう。この道の両側にはサトウキビが空に向かって自由奔放に伸び、強い風に吹かれている。昔はここも一面のサトウキビ畑だったのかな。日本から渡った移民たちはサトウキビ農園で過酷な労働を強いられたと聞いている。そんなことを考えながら空を見上げるとちょっと複雑な気持ちになる。


ハマクアコーストの空

しばらく行くとアカカ滝に到着した。遊歩道を進むとまずはカフナ滝が現れる。山肌の木々で見え隠れするカフナ滝はちょっと野生的。その後アカカ滝へと道は続く。水分をいっぱい含んだ緑がしっとりした空気を作り出している。オヒアやウルヘ、モンステラなどが茂って森の中は涼しく心地いい。
そしてアカカ滝にやってきた。歌にもなるほどの優美な滝は今日も静かに流れていた。滝を見るのは大好き!
→「アカカ滝」の詳細レポート


アカカ滝はまわりの緑も美しい

滝を後にして、今度は「コレコレ・ビーチパーク」に行ってみることにした。ハマクアコーストには以前、鉄道が走っていた。その名残が見つかる場所が結構あるらしいのだ。細い道を下るとそこはビーチパークになっている。
そして目の前には立派な橋がどどーん! コレコレ橋だ。もともとは汽車の鉄橋だった。今は19号線が通っている。車が通るたびに独特の音が聞こえてくる。それにしても橋の下の公園なんて面白い。


現在のコレコレ橋

建設中のコレコレ橋(鉄道博物館:撮影可)

今度はラウパホエホエにある鉄道博物館(Laupahoehoe Train Museum)に寄った。友人たちの話を聞いて行ってみたくなったのだ。電車好きなケンシン坊も喜びそう。館内で迎えてくれたマイアさんはとても感じのいい女性で、一通り説明してくれた。この博物館は昔のラウパホエホエ駅の駅長さんの家だったらしい。汽車はサトウキビを運ぶためだけでなく、観光客も乗せて1日1往復だけ走っていた。

ケンシン坊はというと…ラナイ(テラス)にある電車の積み木を見つけて遊び始め、そこから全く離れない。中で写真見ようよーと誘っても見向きもしないし。マイアさんが「一緒に遊んでいるから、ゆっくり見て来て。」と言ってくれたので、お言葉に甘えて見学させてもらいました。

中には工事中の橋の写真(上)や汽車に乗る人の写真、当時使われていたものなどが展示されている。奥の部屋には移民の数を示す表やプランテーションで働く人々の写真などがあった。
ヒロからハマクアコーストにかけては渓谷が多くてかなり困難な工事だったが、せっかく出来た橋も津波で壊されてしまったようだ。


ラウパホエホエ鉄道博物館

中には写真もいっぱい(撮影可)

ケンシン坊のお遊びがやっと終わり、今度は庭に出てみることにした。マイアさん、どうもありがとう!
芝生の庭から道路まで行ってみた。
「あれ?これってプラットホームじゃない?」
今ある道路が線路だったそうだから、コンクリートで出来たプラットホームはきっと駅の名残だ。ここで待つ人がいたんだろうね。


裏手には線路と貨車が残されている

時刻を見るともう4時半。そろそろワイコロアの望月家へ戻ろう。
そして6時ちょっと前、一気に戻ってきた。あれ、誰かお客さんが来てるね。車が止めてあったのだ。

ただいま!と帰ると、みんながおかえり!と迎えてくれるのがいつもながら嬉しい。お客さんはいちようさんだった。「初めまして。」と挨拶してからご飯を一緒にいただいて、色々なことをお話して楽しませてもらいました。大阪パワー炸裂(笑)でとても面白かった。またお会いできたらいいな。
楽しい出会いもあり、数日ぶりに帰ってきたお部屋のベッドに入っていい気分。今日も楽しかったな。

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