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2004 子供と楽しむハワイ島日記

4日目 気分爽快、プナのドライブ 之巻

4/30(金)  ヒロ:曇りのち雨、プナ:晴れ

緑が濃いせいだろうか、ヒロの朝は清々しい。支度を済ませ、8時半前には部屋を出ることができた。今日はプナ方面(ヒロの南)に行ってみよう。来るたびにボルケーノに行ってしまうから、プナはまだ未踏なんだよね。11号線を南下し、130号線に入る。やがて『Pahoa Town』のサインが出た。持ってきたガイドブックの地図を見ると、プナ地区で街らしい街と言えばどうもパホアしかないように思える。だからお昼をここで調達しないかとパパに聞いてみたのだが、走っていれば何処か見つかるだろうということで通過してしまった。

132号線へ入り、9時頃ラバ・ツリー・ステート・パークに着いた。有名な溶岩樹を見てみたかったんだ。時々ポツポツと雨が落ちてきたが、舗装された遊歩道だから傘をさして歩いても大丈夫だろう。溶岩樹はあちらこちらにすぐ見つかった。溶岩流が立っていた木にぶつかり、そのまま盛り上がって固まったものなんだそうだ。随分大きなものもある。鬱蒼とした薄暗い森の中は、じっと立ち止まっていると蚊に刺されるので常に動いていなければならなかった(笑)


これが溶岩樹、公園内に点在している

公園を出て132号線を直進していくと、左右にパパイヤ畑が広がる。ここの辺りはカポホだ。…ん?カポホ?そう言えば。
この間クマ(妹)が喜んで買ってきたパパイヤ。貼ってあるシールを自慢げに見せてきた。そこには『ハワイ島カポホ産』の文字が。あの高級パパイヤはこの畑から来たのか!

道は132号線から137号線へと名前を変え、今度は海岸線と平行に走る。細い道を折れ、次に到着したのはタイドプール。本によればシュノーケルが楽しめるようだが事前に詳しい情報収集が出来ず、今日は様子見に来たという感じ。ケンシン坊とパパは水着を持ってスタンバイしている。


ゴロゴロとした溶岩の上を歩いて渡る

泳げる場所まではしばらく歩くことになる。しかし足場が悪い上に狭いため、ケンシン坊が自分で歩くのは無理がある。パパが肩車したが、転びやしないかとハラハラした。そして一番奥に見えた巨大な潮溜まりがその名の通りタイドプールだ。
わあ、キレイ!! 青い海の底が透けてよく見える。プレート状のサンゴが沢山あり熱帯魚が泳いでいるのが見えた。ああ何故、水中カメラとシュノーケルセットを置いてきたんだろうと悔やまれる。


透明度は抜群♪

ケンシン坊は浅瀬でバチャバチャして大喜び。静かな入り江のような所なので波が全くない。日がな一日のんびりして、心行くまで海の世界を覗いてみたいなあ。私は普通のデジカメで可能な限り水面にくっついて写真を撮ることに没頭した。


Hawaiian Whitespotted Toby

Raccoon Butterfryfish

タコが泳いでた

シュノーケルセットを持たない私たちはどうにも中途半端だったが、ケンシン坊は気に入ったらしくなかなか帰ろうとしない。それでも何とか車まで戻ってきた。時刻は11時過ぎ。お昼ごはんのことが心配になってきた。
この辺りはとてつもなく田舎である。店はどう見てもなさそう。ちょうど前に車が止まったので聞いてみると、やはりパホアまで戻らなければならないそうだ。

11時という時刻は非常に悩むところだが、先を急ぐことにした。137号線は狭いが交通量は多くないのでのんびり走ることが出来る。それに緑のトンネルや海を抜けていくので気分は爽快!車の窓を全開にしたくなる。


ドライブが楽しくなっちゃう!

この道の終点は溶岩に飲み込まれてしまったというカイム。到着するとまず目に飛び込んできたものは…店!しかもランチメニューもある!これは渡りに船だ。ちょうどお昼になったところだし、先に食べることにした。私は坊と一緒にガーデン・バーガーを完食。

駐車場の脇にある小道を上ると溶岩の平原が見渡せた。この溶岩は1990年のものだと言うから、そう昔の話ではない。何もない溶岩の平原を見ていると、この少し先にカラパナの街があったなんて想像もつかない。足元を見てみると溶岩にヤシの実の跡がくっきり残っているのを見つけた。ケンシン坊は石が大好きなので溶岩の破片を持ち帰ろうとするが、それだけはやめてもらった。ここも一応ボルケーノの一部でしょう、ペレ(火山の女神の祟りに遭っては困るもんね。


立入禁止区域で歩けないのが残念

帰りは130号線経由で約1時間かけてヒロへ戻った。まだ時間も早いし動物園に行ってみよう。しかしヒロに入った途端に雨が…。動物園は郊外の静かな場所にあった。入口を入るとケンシン坊がいきなり目を輝かせている。カエルのカートだ。雨がパラパラしてるのにそれでも乗りたいというので、仕方なく借りることにした。これが結構お気に入り。
園内はトロピカルなイメージでまとまっている。動物園としての規模は小さいが坊と遊ぶには十分だ。そしてここの人気者はホワイトタイガーのナマステくん。1頭だけなのにものすごく広い家に住んでいる。そのナマステくんのご飯の時間が3時半。見学できると聞いていたので坊と行ってみた。音を立てて夢中で鶏を食べる姿にみんな苦笑…。

猿や鳥などを見たあとは、ポニーのランボーくんの前にやってきた。ちょうどバナナをもらっているところだ。じっと見つめるケンシン坊に飼育員さんが気づき、ハーイ!と挨拶してくれた。そして坊のところに来て、なんとランボーくんのバナナを3本分けてくれたのだ。彼女は新鮮だから大丈夫よと言って自分も1本食べてみせてくれた。ケンシン坊はおやつをいただいてニッコリ。


一緒にバナナを食べるランボーくんと坊

閉園時間の4時までの2時間をのんびり遊んで、レインボーフォール(虹が出ることで有名な滝)に行くことにした。お友達から工事していることを聞いていたので入れないかもしれないと思ったが、ラッキーなことに見に行くことはできた。ただ、舗装の真っ最中で熱いアスファルトの上を渡ったりしてドキドキものだ。そのお陰で超有名な観光スポットであるにも関わらず私たち家族だけでゆっくり見ることができた。
滝はかなり豊富な水量があり見応えも十分。それに周りの緑との調和が美しい。後からアメリカ人ファミリーが1組来て、お互いに家族の写真を撮ってバイバイしてきた。今度来るなら虹の架かる朝がいいな。


雨の多いヒロは豊かな自然が育まれている

そのまま夕食に出かけようと思ったが、なんだか体中が痒い。夕方だったこともあり蚊が多くて何十箇所も刺されてしまったのだ。あまりに酷いので部屋に戻ってシャワーを浴びた。ケンシン坊とパパは公園で遊んでいる。
今日の夕飯はロコモコ有名店の1つ、カフェ100。着いてみるとファーストフードのような店だった。ケンシン坊は普通のロコモコ、パパがテリビーフ・ロコ、私がチリ・ロコ。どれも美味しかったけど、夕飯にこの店を選択したのは間違いだったなあ。

さて、いよいよ明日はToshiさんのお宅へお邪魔する日だ!昼間一度電話をしたがお留守だったので、帰ってからもう一度電話してみた。Linaちゃんが電話に出てくれた。それからShihoさんへ代わってもらう。2ヶ月ぶりの再会を前にワクワクだ。明日はキングス・ショップ(ワイコロア)でLinaちゃんのフラ・ショーがあるので10時前には家に着きたい。明日は朝早く出発だ!

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